“代走のスペシャリスト”G鈴木が一発

9回巨人1死一、二塁、鈴木尚広は左越え3ランを放つ(捕手・藤井彰人)=東京ドーム(撮影・西岡正)
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 「巨人10-3阪神」(3日、東京ド)

 “代走のスペシャリスト”として名高い巨人・鈴木尚広外野手が、6年ぶりの本塁打を放った。

 4点リードの八回、1死一、二塁。左腕・島本が投じた初球をたたき、左翼席へ1号3ラン。09年以来、6年ぶりの通算第10号となった。

 ヒーローインタビューで鈴木は「僕もビックリしたんで、今日来た皆さんもビックリしたんじゃないでしょうか」と笑顔。「練習でも打ったことないんで、正直ビックリしてるんですが、気持ちよくバットが振り抜けたと思います」と会心の一打を振り返った。

 この日は七回、無死一、三塁で一塁走者の代走として出場。相手の捕逸で、一気に三塁を奪う好走塁で存在感を見せていた。今後については「(本塁打は)もう十分なので、走る方で貢献したいと思います」と、スペシャリストらしい発言で沸かせた。

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