大阪桐蔭 藤井“覚醒”2打席連発
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高校野球の大阪府春季大会4回戦が3日、近大生駒グラウンドなどで行われ、センバツ4強の大阪桐蔭はドラフト候補・藤井健平外野手(3年)が2打席連続アーチを含む3安打5打点の活躍により、11-4で交野を7回コールドで下した。
「今は力を抜いて、インパクトの瞬間に力を込めるように意識している」と明かした藤井。四回の第3打席で弾丸ライナーで中堅の頭上を越える適時二塁打を放つと、六回先頭で迎えた第4打席は内角直球を右翼席へ放り込んだ。
さらに七回、2死一、二塁からコールド勝ちを決める3ランを再び右翼へたたき込んだ藤井。春季大会の2回戦からこれで3試合連続の計4発とアーチを量産しており「今はしっかりとたたけている。アッパーじゃなく、きょうもしっかりたたいての本塁打だったので」と手応えを口にする。
センバツ後に打撃フォームを改造した。脱力を意識したことでスムーズにバットが出てくるようになった。これまで肩の強さや体の強さ、足の速さなど身体能力をプロのスカウトから評価されていた藤井。そのスイングは間違いなく、“覚醒”しつつある。