支配下登録のロッテ・肘井、2打点

 「ロッテ-日本ハム」(2日、QVC)

 ロッテ・肘井竜蔵捕手(19)が四回、プロ初ヒットを放った。

 記念すべきプロ初安打が、価値あるタイムリーになった。この日は「8番・左翼」で先発。8-0から四回に2点を返し、なおも2死三塁で2回目の打席に入ると、左への二塁打でチーム3点目を挙げた。

 「打ったのは真っすぐ。藤岡さんとはファームでも対戦していたので、ピッチングにも慣れていた。ファームでは『(ヒットを)最低1本』と思っているので、上でも同じ気持ちです。ボールは両親に渡します」

 初々しくコメントした19歳が、続く六回の第3打席で再び大仕事だ。無死二塁から2ボールの後の3球目を右越え適時2塁打。チームの追撃ムードに乗って、5点目をたたき出した。

 肘井は兵庫・北条高から13年育成ドラフト1位でロッテ入り。今季開幕前の3月10日に育成から支配下に上がり「本当にここからが勝負なので、明日から打撃を中心に、また必死にアピールしていきたい」と話していた。

 3月28日のソフトバンク戦(ヤフオクド)で九回に代打で初めて打席に立ったが、空振り三振。初先発したホームで、存在を大きくアピールした。

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