東海大四エース大沢、痛恨の1球悔やむ

 「選抜高校野球・決勝戦、敦賀気比3-1東海大四」(1日、甲子園)

 東海大四は北海道勢として63年・北海以来、52年ぶり2度目の決勝進出を果たしたが、悲願の初優勝には届かなかった。1-1の八回裏、1死二塁から大沢志意也投手(3年)が敦賀気比の6番・松本哲幣外野手(3年)に左越え決勝2ランを浴びた。一回表に4番・小川孝平捕手(3年)の犠飛で先制したが、二回以降に追加点を奪えなかったのが響いた。

 八回の被弾は1ボールからの2球目、真ん中に入った113キロのスライダーだった。試合後のエース大沢は「甘い球だけは避けようと思っていたのに甘く入ってしまった。自分の失投で負けてしまって申し訳ない」と自分を責めた。目に涙はなく、「1球でチームの負けにつながってしまった。この経験を生かして、夏までにそこを修正して帰ってきたい」と最後の夏を見据えた。

 大脇英徳監督は「悔しいです。もっともっと高いところを目指してもう1回ここに戻ってきたい」と無念の表情。選手たちに掛ける言葉を問われると「『俺もこの悔しさを忘れない。よくやったとは思っていない。この悔しさを忘れず、夏にまた帰ってくる』と言いたい」と準優勝に満足することなく、リベンジへ気持ちを切り替えていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス