敦賀気比が初V 準決大活躍松本が決勝弾

福井県勢として初の優勝を果たし、歓喜する敦賀気比ナイン=甲子園(撮影・佐藤厚
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 「選抜高校野球・決勝戦、敦賀気比3-1東海大四」(1日、甲子園)

敦賀気比が春夏通じて悲願の初優勝を飾った。1-1の八回裏、1死二塁から6番・松本哲幣外野手(3年)が左翼ポール際に決勝2ランを放った。エースの平沼翔太投手(3年)が5試合連続完投で、北陸勢(福井、石川、富山)初となる栄冠を手にした。

 決勝弾を放った松本は準決勝・大阪桐蔭戦でも史上初の2打席連続満塁弾を放ったラッキーボーイ。大会3本塁打は浦和学院・高田涼太(13年)以来10人目の快挙で、ほかに享栄・藤王康晴(83年)、PL学園・清原和博(84年)、上宮・元木大介(89年)、星稜・松井秀喜(92年)らが記録している。

 試合後、エース平沼とともにお立ち台に上がった背番号「17」の“満塁男”は「平沼がすごく苦しい中、いい投球をしていたので絶対助けたいと思っていました。観客席から最高の声を聞かせてもらって、最高でした。これまでの野球人生にないくらい、すごく楽しい場所でした」と声を弾ませた。

 全5試合を1人で投げ抜いたプロ注目右腕の平沼は「小さいころからの夢がかなって本当にうれしいです」と笑顔。隣の松本に対し「昨日も今日も助けてもらったので『ありがとう』のひとことです」と感謝していた。

 東哲平監督は「この瞬間を目指してやってきたので、本当に最高の気分です。一戦一戦成長していく選手たちを見て、本当に頼もしく思います」と目を細めていた。

 北海道勢として63年・北海以来、52年ぶり2度目の決勝進出を果たした東海大四だったが、二回以降に追加点を奪えず逆転負け。頂点にあと一歩届かなかった。

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