Deドラ1山崎康、プロ初セーブ

ウイニングボールを手渡し、母・ベリアさん(右)と抱き合う山崎(撮影・吉澤敬太)
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 「DeNA7-6広島」(31日、横浜)

 九回。1点リード。しびれる場面でマウンドに上がったドラフト1位の山崎康(亜大)が、広島打線の前に立ちはだかった。どん詰まりの安打を許すが、無失点でプロ初セーブ。177センチの新守護神は「小さな大魔神になります」とファンの前で宣言した。

 1勝2敗で開幕カードを終えて、この日からホーム6連戦。就任4年目で初めてホーム開幕戦を飾った中畑監督は「期待通り。151キロを投げていた。左打者がみんな差し込まれていた。当分(抑えは)山崎でいきたい」と興奮気味に話した。

 小3の時に両親が離婚した。以来、母ベリアさん(45)が女手ひとつで育てた。「一生懸命育ててくれてありがとうございました」。ウイニングボールは母に手渡した。ベリアさんは「涙が出ました。宝物が増えました」と声を震わせた。

 終盤の1点差の局面を国吉、エレラ、山崎康の継投策で逃げ切った。中畑監督は「これまでなら逆転されている。守り抜いて、今年は頑張れるメッセージを送れた」と胸を張る。その原動力となったのが山崎康。新守護神が誕生した。

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