藤井秀悟さん パワプロから消え寂しい
昨季限りで現役を引退、巨人の打撃投手となった藤井秀悟さんが12日、「パワプロ」から自分の名前が消えることをブログで寂しがった。
野球ゲームソフト「実況パワフルプロ野球」の略称パワプロ。実際の選手のデータがゲーム上で反映され、その選手の名前で活躍する。
たとえば藤井さんがDeNAに在籍していた2012年版で、「藤井秀悟」は球速147、コントロール58、変化球はサークルチェンジ3、スライダー2、カーブ2などと設定されていた。
「もう登場できない」とのタイトルで、藤井さんは「ファミスタ世代からパワプロに変わり 高校から、ずっとやってきた プロ入りして自分が出てきた時には感動したな」と当時の興奮を思い出し「2015年版に、もう居ないのが寂しい」と、ゲームの舞台からも「藤井秀悟」の名前が消えることを寂しがった。
藤井さんは正月明けの6日、ジャイアンツ球場で打撃投手として始動した。同じ投げることでも、現役投手とはいろんな面で違いがある。練習初日、藤井さんは「バッティングピッチャー 連続でストライク投げるのはなかなか難しい」と、早くもその違いに気が付いた。そして、「前にネットがあるのがジャマだし ボールが滑ることもある」と、慣れない仕事に戸惑いもした。
そんな「変化」と同じように、ゲームから自分の名前が消えることも藤井さんにはショックだったようだ。