「楽天３‐７日本ハム」（２７日、コボスタ）

　日本ハムの中田翔内野手が値千金の逆転３ランを放った。

　１点を追う七回２死一、二塁、則本の直球を強振し左翼ポール際へ１７号弾を運ぶ。ゲームの流れをひっくり返す、まさに主砲の仕事だった。

　「インハイの真っすぐで、結構難しいボールだと思う。打った瞬間の手応えは完璧。切れるかどうか、というのはあったけど、途中でこれなら切れないと思ったね。逆転された直後だったし、チャンスを生かすことができてよかった」

　チームを逆転勝利に導き、勝率も５割に。「まわりのみんながチャンスを作ってくれている。だから、必死になって走者をかえそうという気持ちで打席に入っています」と声も弾む。

　今回の３連戦で稼いだ打点は７。今季６３打点でトップを独走中だ。「次の千葉（２９日からのロッテ３連戦）でも大暴れします」。最後まで中田節が冴え渡った。