東海大相模追悼原貢氏 ベスト8入り

 「高校野球・神奈川大会5回戦、東海大相模12‐3法政二」(24日・横浜スタジアム)

 4年ぶりの夏の甲子園を目指す東海大相模が、7回コールド勝ちでベスト8入りを決めた。しかし、門馬敬治監督の表情は硬かった。一回にいきなり打者12人の猛攻で大量7点を奪いながら、法政二の粘りを許してしまったからだ。

 “140キロカルテット”の一人である今大会初先発のサウスポー小笠原(2年)も5回3失点とピリッとせず、連続無失点も3試合でストップ。エース級の投手を4人も備える陣容だが、試合直後のミーティングでは、「収穫は勝ったことだけ。だいぶ怒りました」と指揮官。大差がついたことで、メンタル面でスキをのぞかせた選手たちを厳しく叱責した。

 先制二塁打を含む3安打5打点と活躍した豊田寛外野手(2年)は、「絶対にランナーを返したかった。次も自分たちの試合をするだけ」と気を引き締めた。激戦の神奈川大会は、ここからがいよいよ正念場だ。「横浜スタジアムの暑さはすごい。これからは消耗戦になるでしょう」と門馬監督。東海大四(南北海道)、東海大甲府(山梨)が出場を決め、全国に吹く“東海旋風”に乗って、5月に死去した元監督の原貢氏(享年79)に朗報を届けたいところだ。

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