長嶋氏「ショートゴロだったね」
巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(78)と、巨人OBの400勝投手・金田正一氏(80)との「一打席対決」が、4日の巨人‐中日戦(東京ドーム)の試合前に実現した。
金田氏はマウンドから数メートル前に出て投球。長嶋氏は左腕だけでバットを構えた。初球は見逃してボール。2球目は空振り。3球目をゴロで打ち返すと、東京ドームは大歓声に包まれた。
長嶋氏がデビュー戦で4打席4三振を喫した金田氏とのレジェンド対決。公の場で打席に立ったのは、昨年5月5日の国民栄誉賞表彰式(東京ドーム)の始球式以来となった。
長嶋氏は球団を通じて「たくさんの歓声が聞こえてありがたかった。今日はいつもと違う独特の歓声でした。金田さんは一生懸命投げてくれた。打たせようという気持ちが顔に出ていましたし、私もいい打球を打ちたいという気持ちでした。1、2球目は低かったけれど3球目が高めに来たので打つことができました。ピッチャーの頭を越す打球を打つつもりだったけれどショートゴロだったね。でも自分ではいい当たりだったと思っています。こういう場を設けていただきありがたいです」とコメントした。