オリ金子がノーヒットノーラン逃す

力投するオリックス先発のオリックス・金子千尋=京セラドーム(撮影・飯室逸平)
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 「交流戦、オリックス0‐1巨人」(31日、京セラ)

 オリックスの金子がプロ野球史上79人目、90度目の無安打無得点試合を逃した。九回まで無安打無得点を続けたものの、打線が援護できず。九回裏に代打を送られ、勝負をかけたがサヨナラ勝ちは呼び込めなかった。

 打線は0‐0で迎えた九回、先頭の安達が遊撃内野安打で出塁し、伊藤の犠打で1死二塁。さらに金子の代打・駿太が敬遠で歩かされるなど、2死満塁まで好機を広げたが、ヘルマンが右飛に倒れて快挙達成とはならなかった。

 金子は初回に3者連続三振を奪って好発進。二回の先頭・セペダまで4者連続で三振に仕留めるなど、完ぺきな立ち上がりだった。

 三回には失策絡みで1死二、三塁のピンチを背負ったが、中井を空振り三振、片岡を一直に仕留めて無失点で切り抜けた。

 八回には2死走者なしから代打・横川に四球を与えた。しかし続くロペスを遊直に打ち取った。九回は1死から坂本に四球を与え、松本の犠打で2死二塁。続く阿部に変化球を捉えられたものの、遊撃・安達がジャンプして好捕。遊直となり、スコアボードに9個目の「0」を並べた。その裏の打席で代打を送られた。

 金子は「一番は、0に抑えられたことがよかったと思います。出さなくてもいいフォアボールでピンチを作ってしまいましたが、なんとか抑えることができました。そこを反省して、修正していきたいです。相手もいいピッチャー(菅野)でしたし、点を取ることは難しいと思っていましたので、そういった意味でも0に抑えられたことはよかったです。ノーヒットだったのは知っていましたが、最後まで意識はしていませんでした。とにかく0に抑えることだけを考えていました」とコメントした。

 試合は巨人が一発で勝負を決めた。0‐0の延長十二回、2死走者なしから亀井が馬原から左中間席へソロを放ち、その裏を久保が無失点に抑えて1点リードを守りきった。オリックスは巨人の3安打を大きく上回る11安打を放ちながら無得点。金子の好投は報われなかった。

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