大谷 ジャッキー・ロビンソンデーに背番号「42」で1安打1盗塁 存在感も好機で凡退、ロバーツ監督「彼は特別な選手」

 ドジャース・大谷
 ナショナルズ戦の1回、右前打を放つドジャース・大谷(共同)
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 「ドジャース4-6ナショナルズ」(15日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)はロサンゼルスでのナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、3打数1安打1盗塁だった。チームは4-6で敗れた。15日は1947年にジャッキー・ロビンソンが初の黒人選手としてデビューした記念日で、全選手がロビンソンの現役時代の背番号「42」をつけてプレーした。

 勝利への執念を見せた。4点を追う六回。捕手の打撃妨害で出塁した大谷がすかさず二盗を成功させると、暴投と内野ゴロの間に生還。無安打で1点を返し、敵にプレッシャーをかけた。

 1点を先制された直後の初回1死走者なしの打席では時速173キロの打球を右前に運び、後続の犠飛で同点のホーム。通算176本塁打の日本選手最多記録更新はならなかったが、しっかりと存在感を示した。

 この日は1947年の同じ日に史上初の黒人選手としてド軍でデビューしたジャッキー・ロビンソンの功績をたたえる日。出場選手全員がMLBの永久欠番「42」をつけてプレーした。試合前には球場内のロビンソン像前で式典を開催。大谷らが人種の壁を打ち破った“先輩”の偉大さを改めて胸に刻んだ。

 ただ試合は惜敗。大谷が七回2死一、二塁の好機に中直に倒れると、本拠地はため息に包まれた。これで得点圏に走者を置いた場面は17打席連続無安打で打率・063。それでも試合後のロバーツ監督は「当たりが良すぎたね」と擁護し「彼は特別な選手。いつも彼が打てばいいことが起こる気がする」と変わらぬ信頼を口にした。

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