広陵初戦で涙…中井監督「いい経験」

 「春季高校野球中国大会・1回戦、興譲館2-1広陵」(30日、倉敷)

 春季広島大会を制し、今大会で連覇を狙った広陵は、1回戦で42年ぶり出場の興譲館(岡山3位)に1-2で敗れ、初戦で姿を消した。同点の五回、エース肥後皓介投手(3年)が、犠飛で決勝点を奪われた。打線も6安打1得点と振るわなかった。

 連覇への道が初戦で途絶えた。喜多真吾主将(3年)は、泣いていた。広島大会を制し今大会も頂点を目指したが「いけると思っていたんですが、そう簡単にいけない。まだまだ力がないんだと全員が感じていると思う」と唇をかんだ。

 雨中の戦いは終始、興譲館に先手を取られた。エース肥後が、二回に死球をきっかけに1点を先制され、同点の五回には無死一塁から暴投が絡んで犠飛で決勝点を奪われた。6回2失点でマウンドを降りた背番号1は「全て自分の責任です。制球力を磨いて強い気持ちで投げたい」と、夏に気持ちを切り替えた。

 中井哲之監督(52)は「勝っても負けても全てがいい経験。負けたことがプラスになるように指導していきたい。チーム一丸となって頑張っていきたい」と、悔しさをバネに夏の甲子園を目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(高校野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス