済美1年の安楽4安打完封!圧巻148キロ

 「高校野球練習試合、済美7‐0宮崎商」(9日、済美球場)

 22日に開幕する第85回記念選抜高校野球大会に出場する済美(愛媛)が、愛媛県松山市の済美球場で、対外試合解禁後初の練習試合を宮崎商と行った。MAX152キロの“四国の怪物”安楽智大(1年)は、ダブルヘッダー1試合目の先発でマウンドに上がり、4安打完封の快投。最速148キロをマークし、10三振を奪うなど、本番に向けて好調をアピールした。1試合目は7‐0、2試合目は10‐7で、ともに済美が勝った。

 ひと冬を越えた“四国の怪物”が、確かな成長を見せつけた。済美のエース・安楽が、解禁後初の練習試合で最速148キロをマーク。10奪三振で4安打完封と、センバツに向けて最高の実戦スタートとなった。

 「課題は残ったけど、しっかり0点に抑えられた。最初の練習試合としては、いい投球ができたと思う」

 昨秋の四国大会準決勝以来となる対外試合マウンド。「久しぶりに打者と対決して、気持ちが前に行ってしまった」と初回は制球が乱れ、2四死球を与えた。それでも「腕を大きく振ろうと意識したら、低めの球が伸びるようになった」と、回を追うごとに怪物らしさを取り戻した。

 終盤は球数も少なく、テンポのいい投球。自慢のスライダーも切れ味十分だった。春2回、夏4回の甲子園出場経験がある強豪・宮崎商打線を抑え、「五回以降は球も走っていた」と満足そうに笑った。

 「卒業までに160キロを出す」と、大きな目標に突き進む安楽。さらなる球速アップに向け、冬場は徹底的に下半身を強化した。走り込みは1日平均17キロ。右足のタメを意識したフォーム改良も行った。過酷なトレーニングの成果を示した、この日の113球。上甲正典監督(65)も「まだ直すべき部分は多いが、初戦としてはよし」と納得の表情だった。

 10日に行われる明徳義塾との練習試合にも先発する予定だ。不安の残った立ち上がりの修正を課題に、もう一段階ギアを上げて打者に立ち向かう。

 大会ナンバーワン投手とも呼ばれ、注目を浴びる16歳。周囲から受ける重圧は覚悟の上だ。「甲子園で勝利を呼び込むピッチングができるように、ここから仕上げていきたい」。開幕までに、怪物はさらにスゴみを増す。

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