奥谷広巳、中部勢後位から鋭脚見せつける
「ミッドナイト競輪・オッズパーク杯・F2」(13日、玉野)
準決7Rで1着の奥谷広巳(39)=兵庫・78期・A1。堅実マーカーで1着を量産するタイプではないが、準決では鋭脚を見せつけた。
前を任せた小川大地(愛知)が打鐘で4番手に下げたが、4角で内を切り込んで先行態勢に入る。奥谷はしっかりとマークして、直線では小川を残しながらも、きっちりと差し切った。
決勝7Rの奥谷は山田隼司(岐阜)-小川の後ろを選択。これで中近勢だけ3車で結束することになった。ラインの厚みを生かして山田が主導権を奪取できれば、小川は番手まくりも視野に入れて、早めに抜け出しを企てるはず。そうなると3番手回りの奥谷もチャンスあり。準決のような鋭脚を繰り出して、昨年10月の岸和田以来となる優勝をもぎ取る。