【競輪】怪物少女リベンジV

ガールズケイリンコレクション2015岸和田ステージを制した小林優香
2枚

「高松宮記念杯競輪・G1」(21日、岸和田)

 9Rで行われた「ガールズケイリンコレクション(GKC)2015岸和田ステージ」は、人気を集めた小林優香(21)=福岡・106期=が最終2角からまくって快勝。3月の京王閣ステージに続くコレクション連覇を果たした。2着は逃げ粘った奥井迪(33)=東京・106期、3着は小林莉子(22)=東京・102期=が入った。昨年12月のガールズグランプリを制した梶田舞(28)=栃木・104期=は落車棄権に終わった。

 岸和田の借りを岸和田で返した。当所で開催された昨年末のガールズグランプリでは3着に敗れて大粒の涙を流した小林優。あれから半年。屈辱をバネに成長した“怪物少女”が、再び訪れた因縁の場所で今度は2着に5車身差をつける圧倒的な走りを見せつけた。

 「このバンクはグランプリで負けたイメージが最後だったので、このバンクで勝てたこと、そして、このメンバーで勝てたことがうれしい」と安どの表情を浮かべた。

 レースでは中団をキープして2角からタイミング良く仕掛ける危なげない走りを披露。後方に置かれ、まくり不発に終わったグランプリの反省を生かした。「スピードに乗せることを一番に考えていた。(打鐘で逃げた)奥井さんに付いて行ったのが良かった」と冷静に勝因を分析する。

 「この次はサマーナイトがあるし、オールスター、グランプリと全部勝つつもりで走る。競技から離れてケイリンで生きていくことを決めたので、グランドスラムを目指して頑張りたい」。グランプリの悪夢を完全に払しょくしたが、まだまだ満足はしていない。さらなる高みを目指す最強女王が今後もガールズ戦線をけん引していく。

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