【競輪】近藤会心V「目標は日本一」

 「ヤンググランプリ2014・G2」(29日、岸和田)

 近藤龍徳(23)=愛知・101期=がS級初優勝を大舞台で達成した。単騎戦を苦にせず、最終バックから会心のまくりを決めてヤンググランプリを優勝。賞金505万円を手に入れた。人気になった三谷竜生は野原雅也との連係を外してしまったが、自力に転じて近藤を猛追するも、3/4車身届かず2着に終わった。

 近藤は前検(27日)から自信満々だった。直前の名古屋F1は決勝戦まで勝ち上がるも、インフルエンザにかかって途中欠場。今回は中部単騎でも「勝てるような気がします」と報道陣に話し、自らを奮い立たせていた。

 近藤自身が考えたレースプランは「近畿勢の後ろから1車でも前に前に踏む」。赤板過ぎに三谷が野原と連係が外してピンチになるも、落ち着いて内をすくって、最終ホームはサラ脚で6番手をキープ。「三谷さんより先に仕掛けないと」と最終2角からまくりを打ち、先まくりの小原をとらえると、真後ろにいた三谷を振り切ってヤングGPを制した。

 「ヤングの優勝はうれしいけど、ここが日本一ではない。ボクの目標は日本一になること。同県に日本一の深谷さんがいるし、2人で名コンビと呼ばれるように頑張りたい。再来年の3月に地元の名古屋で日本選手権がある。そのときに深谷さんの後ろを、中部の先輩たちに回っていいよと言ってもらえるように頑張りたい」と今後の目標を明確にアピール。“若手の登竜門”を制した近藤が、G1でも大暴れする日は近い。

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