【凱旋門賞】ゴールド最高の仕上がり

 「凱旋門賞・仏G1」(5日、ロンシャン)

 黄金の船が世界の頂に到達する。日本勢で最多の国内G1・5勝を誇るゴールドシップ。3歳時から欧州の芝が合うとされてきたステイゴールド産駒が、いよいよロンシャンのターフに立つ。

 気難しさが懸念材料とされてきたが、フランスではすこぶる順調に調整が進んできた。「自分が乗ったなかで最高の仕上がり」。1週前、レース当週の追い切りに騎乗した横山典も出来に太鼓判を押す。自然に包まれたシャンティイの環境が、気分屋にリラックス効果を与えている。

 「考えることが多かった。胃が痛い毎日だった」と須貝師は最終段階まで無事にたどり着き、胸をなで下ろした。いかにして力を出し切れるように準備するか。渡仏前から策を練り上げてきた。主催者にリクエストし、厩務員がゲート裏の輪乗りまで付き添えることになった。また2枠は従来なら3頭目のゲートインだが、事前の要望が通り最後に入る。抜かりなく事は進んでいる。

 46歳にして凱旋門賞初参戦の横山典と個性派のコンビは魅力たっぷり。過去に14頭が参戦しながら破れなかった壁を、豪快にぶちこわすシーンが見たい。

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