【第１６３回】山崎小葉音（２２）＝群馬・１２３期＝

　山崎が愛用するヘルメットは背面にドクロと自身の名前、その周囲には花や葉が描かれたかわいらしいデザイン。こだわりがありそうな代物ではあるが、「こだわりは特になくて、全部お任せ。お母さんのお姉さんがデザイナーをやっていて、作ってくれました。カッパとかのデザインもやってくれています」と、家族からの応援が込められたもの。それだけに「気に入っています」と笑顔でうなずく。

　このヘルメットはかわいらしい系だが、次に作るときは違うイメージも浮かべていると話す。「親友がデザイン関係の仕事をしているので、次はその友達にも頼んでみようかなと。次はかっこいい系もいいですよね」と次回作の構想を膨らませている。

　引退した山崎智也さん、横西奏恵さんの娘として注目を集めて１８年１１月に桐生でデビューしてから４年が経過し、９月には地元の桐生オールレディース戦でデビュー初優出（４着）を果たすなど一歩、一歩成長を見せている。「やっとちょっとずつ（着が）取れるようになり、準優とかにも乗れるようになってきて、だんだんとレースが楽しくなってきました。優出はできたので、優勝できればいいですね」と次なる目標を定める。家族や友達など周囲の応援を力に今後もさらなる成長を続けていく。