ホーム競馬・レース2013年ボートレースグレード開催新鋭王座決定戦
G1・第28回新鋭王座決定戦
篠崎G1初制覇!最後の新鋭王座“ラス逃”決めた
2013/9/23 桐生12R▼G1・新鋭王座決定戦・優勝戦 | |||||
着順 | 連番 | 選手名 | 住所 | 進入 | ST |
1着 | ① | 篠崎 仁志 | 福岡 | ① | 17 |
2着 | ⑥ | 中嶋健一郎 | 三重 | ⑥ | 27 |
3着 | ③ | 桐生 順平 | 埼玉 | ③ | 26 |
転覆 | ⑤ | 中田 竜太 | 埼玉 | ⑤ | 10 |
失格 | ② | 前田 将太 | 福岡 | ② | 23 |
落水 | ④ | 片岡 雅裕 | 福岡 | ④ | 11 |
最後の新鋭チャンプは篠崎仁志―。人気を背負った篠崎仁志(25)=福岡・101期・A1=が、インから逃げ切って快勝。G1初優勝を飾った。1Mで中田竜太が転覆し、片岡雅裕は落水してともに失格。この事故で接触した前田将太も完走できず、うまく避けた中嶋健一郎が2着に入った。3着は桐生順平で、3連単は1万3610円の高配当となった。
最後の新鋭王座決定戦を制し南明奈(左)に祝福される篠崎仁志
兄・元志の背中見えた
イン戦での無類の強さ。篠崎が磨き上げた最大の武器を、最後の新鋭王座でも発揮してみせた。Sはコンマ17。4カドから片岡が勢いよく迫ったが、冷静に伸び返して1Mを先取。「自分自身はいいSを行けた。片岡さんに締められるのは覚悟したけど、全速で回りました」。後続の事故は関係ない、堂々の逃げ切り。これでイン戦27連勝として、実力を示した。新鋭王座はこれで消滅するが、規定が変わらなくても新鋭世代としては最後だった。「もともと今期が卒業期。絶対に王座を獲ってやるつもりで桐生にきました」。強い決意を込めての参戦。初日ドリーム戦でしんがり負けと最悪のスタートだったが「最低でも準優1号艇」を目標に戦い続けて、予選トップ通過。Vへの流れを、しっかり作ってみせた。
賞金王を目指してひた走る兄・元志の背中を追いながら、着実に力をつけてきた。今年は一般戦でV6。5月には地元・福岡の笹川賞で、SGの舞台も経験した。「すごい兄がいて、常に追いつきたいと思ってやってきました」。そして、兄が獲れずに卒業した新鋭王座のタイトルをゲット。「これからも(元志が)目標」なのは変わらないが、その背中が少し近づいたのは間違いない。
これで来年3月の総理大臣杯(尼崎)の出場権をゲット。「ほかにもSGの権利がいろいろ発生すると思う。僕はこれからでしょう」。偉大な兄を追う姿勢は変わらないが、“篠崎仁志”として独り立ちしたのは間違いないだろう。
1周2M
優勝戦VTR
展示・本番とも進入に動きはなく、枠なりの3対3。4カドからコンマ11のSを決めた片岡が一気に絞るが、イン篠崎も伸び返して1M先マイ。しっかり逃げ切った。片岡の攻めに乗った中田がまくり差しを狙うが、内から流れてきた前田が押圧する形となって転覆。そこに片岡も巻き込まれて落水した。最内から事故を避けた中嶋が2着。立て直した桐生が3着に入った。前田も何とか再始動して完走を目指したが、事故の影響で思うような旋回ができず、不完走失格に終わった。戦い終わって
桐生3着S遅れに後悔V筆頭候補で乗り込んできた桐生順平だったが、1M事故のあおりを受けて3着に。「納得できる舟足ではなかったので、バタバタしたまま行った。正直足は分かりませんでしたね。(事故と言うより)Sです」とコンマ26のSに悔しさをにじませた。「行かないつもりじゃなかったけど、勝てないのはその辺。(次は)SGで活躍できるように」と気持ちを切り替え、SG戦線での活躍を誓った。
「プレミアムG1・ヤングダービー競走」新設
今村豊、西島義則、上滝和則、市川哲也、服部幸男、瓜生正義、田村隆信、毒島誠など歴代覇者にはSGタイトルホルダーの名前がずらりと並ぶ。歴史ある「新鋭王座決定戦」は、この第28回を最後に廃止となる。
2014年からは、新たに「プレミアムG1・ヤングダービー競走」(開催は9月)が新設される。第1回大会は戸田ボートで、14年9月23~28日に開催される。出場資格は「満30歳未満の男女選手」ということで、一度は「新鋭」を卒業した選手が“復活”する。その中には、10年5月の浜名湖笹川賞を制しSG覇者となった岡崎恭裕、昨年の賞金王シリーズを優勝した篠崎元志、今年5月の福岡笹川賞を制した新田雄史、2年連続で賞金王決定戦に出場している峰竜太ら“大物”が多数含まれる。また昨年の新鋭王座を制した茅原悠紀も復活する。
一方で、選出基準は「選考期間(13年7月1日~14年6月30日)における勝率上位者」ということで、若手女子にもチャンスがある。今年1月に男女混合G1となる尼崎周年を制した平山智加、昨年7月の男女混合G2の大村MB大賞を制した宇野弥生は、ともに年齢基準をクリアし、勝率的にも第1回大会出場のチャンスは十分だ。
また「ヤングダービー」と同時に、プレシリーズとして7月に「G3イースタンヤング競走」(桐生~住之江)と「G3ウエスタンヤング競走」(尼崎~大村)も新設され、第1回は蒲郡と大村で開催(14年7月25~30日)される。
中嶋健一郎(2着)
「もう少しS行っておけば…。起こしのタイミングは良かったと思うけど、途中で放って…。足は万全でした」
前田将太(不完走)
「レースでは迷惑かけてすみませんでした。足は変わらず良かった。優勝戦が一番の仕上がりだったと思う。ケガ(右腕打撲)は大丈夫」
中田竜太(転覆)
「展開が見えてなかった。アレって感じでした。1Mは自分の技術不足。来年は地元の戸田でヤングダービーがあるので、今回の悔しさを晴らしたい」
片岡雅裕(落水)
「体は大丈夫。勝つにはあの展開しかなかった。よし行ってやろうと思っていたので、まくり差しに行くのが遅かった。すみません」
WHO’S WHO
篠崎仁志(しのざき・ひとし)1987年12月3日生まれ、25歳。福岡市出身。福岡県立香椎工業高校を卒業後、やまと学校101期に入学。07年11月に福岡でデビュー。初1着は08年4月の大村。初優勝は10年9月の福岡新鋭リーグ戦。G1は10年2月の徳山MB大賞で初参戦。今年5月の尼崎周年記念で初優出し、今回が2度目の優出で初優勝。SGは5月の笹川賞(福岡)で初出走を果たしている。兄は12年賞金王シリーズを制した篠崎元志。最近はイン戦でめっぽう強く、今回の優勝戦で27連勝とした。167センチ、血液型はA。レースニュース
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