SG・第59回MB記念戦
毒島初栄冠!Fに動揺も踏ん張った
2013/9/1 まるがめ12R| ▼SG・MB記念・優勝戦 | |||||
| 着順 | 連番 | 選手名 | 住所 | 進入 | ST |
| 1着 | ① | 毒島 誠 | 群馬 | ① | 02 |
| 2着 | ② | 平石 和男 | 埼玉 | ② | 01 |
| 3着 | ④ | 菊地 孝平 | 静岡 | ④ | 12 |
| 4着 | ⑥ | 新田 雄史 | 三重 | ⑥ | 12 |
| 5着 | ⑤ | 中島 孝平 | 福井 | ⑤ | 07 |
| F | ③ | 篠崎 元志 | 福岡 | ③ | +02 |
1日の12Rで行われた優勝戦は、1号艇の毒島誠(29)=群馬・92期・A1=がイン速攻で1着。群馬勢として81年の高峰孝三以来、32年ぶり2回目の優勝。毒島はSG初Vを飾り、賞金3500万円を獲得、年末の賞金王決定戦出場へ前進した。ただ、3号艇の篠崎元志がコンマ02のF。売り上げの56・3%にあたる6億9756万4100円が返還された。SG優勝戦でのFは11年8月のMB記念(福岡)以来。
優勝した毒島(左)と南明奈
ボートも野球も“甲子園”に群馬あり!
まさかのF発生となった優勝戦。毒島自身もコンマ02とギリギリの踏み込みで「Sは行くつもりだったけど、もしかしたら…」と、1Mを先頭でターンしてからも動揺していた。しかし、何とか踏みとどまって優勝。ゴールでは深々と頭を下げたあとに、力をこめてガッツポーズ。「本当にうれしい気持ちで、自然と出ました」と、満面の笑みで振り返った。若松オーシャンCに続いて、SG2節連続で優出。「30歳になるまでに1度くらい優勝戦に乗れればいいかな」と考えていただけに、これ自体が毒島にとっては予想外。しかも優勝となり「本当に幸せ」と笑いが止まらない。
まるがめでは、10年オーシャンCで準優1号艇から3着に散った。「あの時は、そのことの重大さが全く分かっていなかった。今はあの時とは全然違う」と、ことあるごとに強調してきた。悔しさを味わった水面で、その言葉が事実だということをしっかり示した。
優勝賞金3500万円を手にして、賞金王決定戦(12月20~23日、住之江)への出場をほぼ確実にした。「賞金王シリーズにも出たことがないのに」と自身の快挙に目を白黒させたが、決まった以上は気合満点で挑むのが毒島。表彰台では次の目標を「賞金王です」と言い切った。夏の終わりに歓喜に酔った若武者が、年末にも大笑いしている可能性は大いにある。
1周2M
優勝戦VTR
進入で争いはなく、S展示と同じ123・456。4コースの菊地、6コースの新田はコンマ12だったが、ほかの4人はコンマ07より前に。中でも3コースから飛び出した篠崎はコンマ02のFだった。インの毒島は冷静に先マイ。差してきた平石、菊地を寄せつけることなく2Mを先取り、逃げ切ってSG初優勝を飾った。2Mで菊地が内を突いたが、それをうまくかわした平石が2着。菊地が3着だった。新田、中島は特に見せ場を作ることなく4、5着に。戦い終わって
篠崎痛恨F…1年間SGアウト篠崎がコンマ02の勇み足に泣いた。S展示と同じ枠なり3対3の進入で篠崎は3コース。全体的にSは速かったが、篠崎だけにFコール。ピットに引き揚げての篠崎は「本当にボート界に多大な迷惑をかけてしまった。(今は)それだけです」と肩を落とした。出場が決まっていた全日本選手権(10月15~20日・平和島)は取り消しに。規定でSGは来年のMB記念まで、GⅠはF休み明けから6カ月間も出場できないが、賞金王決定戦(12月20~23日・住之江)は獲得賞金面で出場は有力だ。
最終日は大波乱!3レース合計で9億円返還
最終日は大波乱。優勝戦で篠崎が3コースからプラス02のフライング。売上額の56・3%にあたる6億9756万4100円が返還された。それ以外でも5Rで今村、6Rで辻、太田、岡崎とSG覇者が次々とF。規定により、今期F2となった今村は10月21日~来年1月18日(未消化分のF休みを含む)、同じくF2の辻は11月15日~来年1月13日の60日間、太田は11月9日~12月8日、岡崎は11月15日~12月14日の30日間がF休みに。辻、太田、岡崎の3人が「SG・チャレンジカップ」(11月19~24日・津)に出場できなくなった。ちなみに3レース合計の返還額は9億1198万1500円。
平石和男(2着)
「伸びてこられることはなく、準優と同じようにエンジンは良かった。でも、みんなSが速かったし、あの隊形ではね…」
菊地孝平(3着)
「自分も一緒くらい(Sを)行きたかったが…。エンジンは変わらず良かった」
新田雄史(4着)
「自分のできることはできたと思う。足は重さがあったけど、直線は良くなっていた。思うような仕上がりにはなっていた」
中島孝平(5着)
「足はまあまあだった。エンジンがしっかりしていたので、もっといい枠で(優勝戦に)乗りたかった」
WHO’S WHO
毒島誠(ぶすじま・まこと) 84年1月8日生まれ、29歳。群馬県桐生市出身。群馬県立桐生工業高校を卒業後、やまと学校92期に入学。03年5月に桐生でデビュー。初優勝は06年9月の鳴門で飾り、10年新鋭王座決定戦(浜名湖)でGⅠ初優勝を飾った。SGは同年5月の笹川賞(浜名湖)が初出走。13年オーシャンC(若松)で初優出(3着)し、今回は2節連続優出で初戴冠を果たした。163センチ、血液型はB。元選手の幸美夫人(旧姓池田)との間に、男女1人ずつの子供がいる。生涯獲得賞金は3億1889万3818円。レースニュース
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