G1・第14回名人戦
江口、名人即襲名!お見事、初参戦戴冠
2013/4/21 びわこ12R▼G1・名人戦・優勝戦 | |||||
着順 | 連番 | 選手名 | 住所 | 進入 | ST |
1着 | ① | 江口 晃生 | 群馬 | ① | 09 |
2着 | ⑤ | 日高 逸子 | 福岡 | ⑤ | 14 |
3着 | ④ | 落合 敬一 | 長崎 | ④ | 09 |
4着 | ⑥ | 二橋 学 | 静岡 | ⑥ | 14 |
5着 | ③ | 今村 豊 | 山口 | ③ | 08 |
6着 | ② | 長谷川 巌 | 山口 | ② | 27 |
1号艇の江口晃生(48)=群馬・A1=がインから1Mを制圧。そのまま逃げ切って、名人戦デビューを優勝で飾った。09年に早大大学院に通い、修士となったインテリレーサー。「誰にも負けない」と胸を張るペラ調整力を見せつけ、“名人”の称号も勝ち取った。2着には日高逸子が入り、3着は落合敬一。今村豊は1M攻めたが及ばず、5着に敗れた。
初出場初優勝を決めた江口晃生。右はタレントの南明奈
インテリレーサー“決断”のペラ調整
江口はコンマ09の全速S。だが2コースの長谷川が大きく遅れ、3コース今村豊の攻撃をまともに受ける形になった。それでも、完璧に仕上がった舟足を信じて全速ターン。「3番(今村)をけん制しすぎたので、もう少し流れるかと思った。回り足がしっかり仕上がってましたね」。ここで勝負をつけ、あとは独走に持ち込むだけだった。ペラ調整では、この日も“勝負”に出ていた。準優は気温を考え、予選で仕上げたペラを叩き変えた。だが優勝戦の前には、準優の形を捨て予選の形に戻した。「朝の試運転で乗った感じが何か違った。これじゃダメだと思ってたたき直した」という。
ペラ調整で助言を与えた山崎智也が、昨年末には賞金王に輝いた。今回は自らが結果を出した。「いろいろ研究している人はほかにもいる。でも大事なのは、思い切って叩けるかどうか。智也に言ったのもそこ。答えを教えたつもりはない」と“決断”の重要性を強調した。
初参戦の名人戦。「本当に面白い。選手それぞれのプライド、ファンへの責任感がすごく強い。加藤さんや万谷さん、高塚さんが必死に向き合う姿を見ると、自分も“まだまだ”って思う」。頂点には立ったが、受けた刺激も相当だったようだ。
5月には笹川賞(福岡)に参戦。早大大学院卒業で得た“修士”の称号に、“名人”の冠も加えた。「こんな大きい舞台で勝って、尻すぼみになったら失礼。プロペラの調整力では誰にも負けない。それを結果に結びつけたいね」と、SGでの躍動を見据えていた。
1周2M
優勝戦VTR
S展示、本番ともに進入は枠なりの123・456。3コースの今村が08のトップSだったが、イン江口も負けじと09と踏み込み、1Mをコース有利に先制。今村は2コースの長谷川を抑えただけで、1Mで大きく流れる。4コースの落合がうまく差し込んだが、こちらも1Mで流れて結局、先マイの江口が押し切って1着に。日高は1Mで間隙を突いてバック2番手へ。2Mで二橋を先に行かせて差した落合が3番手。そのまま日高、落合が2、3着に入った。戦い終わって
今村攻めるも5着名人戦出場4年、すべて優出した今村豊だったが、5着に終わった。3コースからコンマ08のトップSで、2コースの長谷川がSで立ち遅れる展開をモノにできず、ただ長谷川を抑え込んだだけだった。引き揚げた直後は「アッタマ悪いなぁ」と1Mの失敗を振り返った。それでも「攻めるレースをしたから、悔いは全くない。足も仕上がっていたと思います」と気持ちを切り替えた。
日高逸子(2着)
「Sはこんなもんだと思う。あれが精いっぱい。今、Fをすると女子王座に出られないというのも意識にはあった。2等なら上出来」
落合敬一(3着)
「本当に悔しい。風もあったけど、1Mは早く握り過ぎてしまった。Sは全速でいけた。伸び、出足とも良かったし、足は抜群の状態だった」
二橋 学(4着)
「最終日にペラやって、エンジンは準優よりかなり良くなってた。1M展開なく4等なら上出来でしょう」
長谷川巌(6着)
「調整ミスです。回転が上がり過ぎてしまいSで遅れてしまった。試運転では良かったけど、気温が上がり合ってなかった」
WHO’S WHO
江口晃生(えぐち・あきお)1965年2月11日生まれ、48歳。群馬県渋川市出身。県立前橋商業高校を卒業後、本栖養成所54期に入学。84年5月に桐生でデビューし、初優勝は86年7月の福岡。今回が70度目のV。GⅠは06年10月の桐生周年記念以来5度目の優勝。SGは98年平和島での第1回チャレンジCと、05年桐生オーシャンCと2度制している。09年に早大大学院に入学。現役生活と並行しながら、元パイレーツの桑田真澄氏らと勉学に励み修士となった。身長165センチ。生涯獲得賞金は14億6589万339円。レースニュース
- 【競輪】久留米G1 野本怜菜はセレブファッションで登場「今回はいいのが思いつかなくて…」(4月25日)
- 【競輪】レーサー、行政書士、そして母と三刀流の田口梓乃 「両親と同じ仕事をやっています」(4月25日)
- 【ボート】細川裕子が住之江で約13年ぶりの優勝(4月24日)
- 巻き返し態勢整うタスティエーラ(4月24日)
- 名騎手オリビエ・ペリエが引退へ(4月24日)
- 【競輪】真杉匠が西武園記念V 鮮やかなまくり追い込みで4回目のG3制覇(4月23日)
- 【ボート】多摩川でポンコツ会トークショー 西山貴浩「オールスターで峰をぶっつぶす」(4月23日)
- 【競輪】30日から平で最高峰のG1・日本選手権を開催(4月22日)
- 【ボート】鳴門PG1 菊地孝平がマスターズチャンピオン初出場初優勝!圧巻のコンマ02のスタート(4月22日)
- 【ボート】鳴門PG1 山之内すずのトークショー開催「黄色の5号艇担当だし」優勝戦の予想を披露(4月21日)
- 【ボート】鳴門PG1 菊地孝平が優勝戦1号艇「勝つという強い気持ちを持ってレースに臨もうと思います」(4月20日)
- 【ボート】鳴門PG1 寺田祥が3カドから豪快な一撃で初出場初優出!「チャンスがあれば新人らしく」(4月20日)
- 【ボート】鳴門PG1 赤岩善生が準優2着で優出も唇を噛む「あそこまで行ったら1着が欲しかった」(4月20日)
- 【ボート】鳴門PG1 魚谷智之が準優絶好枠ゲットも苦笑い「これどこまでいくんやろ」(4月19日)
- 【ボート】鳴門PG1 斉藤仁が連勝で予選締め「いい仕上がりになっています」(4月19日)
- 【ボート】鳴門PG1 上平真二が予選突破!「ボタンを押された感じです」(4月19日)
- 【ボート】鳴門PG1 中谷朋子が準優進出へ仕上がり上々!「全体的に悪いところがない」(4月18日)
- 【ボート】鳴門PG1 西島義則が3日目連勝!「出足系統はきていて自分好み」(4月18日)
- 【ボート】鳴門PG1 辻栄蔵が2走14点の勝負駆けに挑む!(4月18日)
- 【競輪】20日から西武園でG3開催 脇本雄太が主役(4月18日)
- 【ボート】鳴門PG1 金田諭が初日5着から巻き返してリズムアップに成功!(4月17日)
- 【ボート】鳴門PG1 森高一真が足を高評価「勝負できるところにいる」(4月17日)
- 【ボート】鳴門PG1 寺田祥が好感触!「伸びに振ってその伸びは良かった」(4月17日)
- 【ボート】鳴門PG1 古結宏が好発進!「ターン回りに軽快さが出れば申し分ない」(4月16日)
- 【競輪】地元の絶対エース・児玉碧衣に注目 久留米で26日からG1・オールガールズC(4月16日)
- 藤岡康太騎手の合同葬営まれる(4月15日)
- 【ボート】鳴門PG1 久々G1Vで勢いに乗る瓜生正義が手応え良好(4月15日)
- 【ボート】鳴門PG1 菊地孝平がマスターズチャンピオン初出場で気合十分(4月15日)
- 【競輪】阿部将大が相性のいい高知で再びG3制覇(4月14日)
- 【競輪】畠山ひすいがフレッシュクイーンを快勝(4月14日)
- ジャスティンミラノが優勝(4月14日)
- 藤岡佑介騎手が弟、康太さん悼む(4月13日)
- ジャンタルマンタルは4枠8番(4月11日)
- JRA騎手、藤岡康太さん死去(4月11日)
- 鋭い伸びのレガレイラ(4月10日)