SG・全日本選手権
丸岡2度目ダービー王!「完璧レース」で賞金王出場
2012/10/28 福岡12R| ▼SG・全日本選手権 | |||||
| 着順 | 連番 | 選手名 | 住所 | 進入 | ST |
| 1着 | ② | 丸岡 正典 | 奈良 | ② | 14 |
| 2着 | ① | 川北 浩貴 | 京都 | ① | 12 |
| 3着 | ⑥ | 浜野谷憲吾 | 東京 | ⑥ | 18 |
| 4着 | ⑤ | 鎌田 義 | 兵庫 | ⑤ | 18 |
| 5着 | ③ | 山田 哲也 | 千葉 | ③ | 16 |
| 6着 | ④ | 山口 剛 | 広島 | ④ | 10 |
丸岡正典(33)=奈良・85期・A1=が2コースから鮮やかな差しを決めて優勝。08年まるがめ以来、2度目の全日本選手権制覇を果たした。この優勝で賞金王決定戦(12月21~24日・住之江)への出場が確定。師匠の太田和美との頂上決戦へ思いをはせた。1号艇の川北浩貴はイン逃げならず2着。3着には浜野谷憲吾が入った。
2度目のSG優勝を果たし、タレントの南明奈に祝福される丸岡正典(左)
1周1M差し一発!
08年のダービーは、瓜生正義とのゴールまでもつれる死闘。しかし今回の丸岡は、1周1Mの差し一発で勝負を決めた。「差した時に“やった”って思いました。完璧なレース」。今回はダービー制覇の実感を、周回の中でたっぷり味わったようだ。4年前と違うのは、レース内容だけではない。「優勝は両方ともたまたま。でも今回の方が“たまたま”の度合いが少ない」と表現する。SG初優出で「訳が分からず終わった」のが前回。今回は「“勝てるんじゃないか”と思って、朝から緊張した」という精神面をしっかり制御した。S展示ではコンマ24と1人だけ遅れたが、本番ではコンマ14と修正。1Mではイン川北の旋回ミスを見逃さなかった。
4年ぶりのダービー制覇で、こちらも4年ぶりとなる賞金王に駒を進めることも確定した。その4年前は舟券絡みなし。「悔しい思いをしたんでね。やっときた、という感じです」とリベンジへの思いを口にする。今回は新ペラ制度を追い風にする構え。「今の制度の方が、自分の乗り方に合ってる。エンジンも出ますね」と自信を隠さない。
そしてこの舞台には、師匠の太田和美も参戦する。初の“そろい踏み”を目前に「決定戦(優勝戦)に2人で乗りたい。そして、僕が勝ちたい」と意気込んだ丸岡。師匠に“恩返し”した上での栄光を、はっきりと見据えていた。
1周2M
優勝戦VTR
進入はS展示と同じ枠なり3対3。インの川北がコンマ12のS。トップタイミングで1Mに向かったが、やや外に流れてしまう。2コースの丸岡が冷静に差して先頭へ。2Mで川北が差し返してきたが、丸岡は落ち着いて先マイ。川北を突き放した丸岡が先頭でゴールした。川北が2着に踏ん張り、山田は2周1Mで引き波に引っかかって後退。差した浜野谷が3番手に浮上した。鎌田が4着で続き、山田は5着。山口は高事故率が響いたのか、見せ場を作ることなく6着だった。戦い終わって
川北、重圧に負けた…SG初制覇お預け川北浩貴が白カポックを生かせず2着に敗れた。3度目のSG優出だったが、初制覇はお預けとなった。初日から4連勝を飾り、1着5回、3着2回とオール3連対の抜群の安定感を誇っていたが…。「Sは全速行けた。自分の力は引き出せた。足は良かったが、1Mで力が入ってしまって体が動かなかった」と久しぶりの大舞台で優勝戦1号艇のプレッシャーに負けた形となった。
浜野谷憲吾(3着)
「伸びはそこそこだったけど、回り足が良くなっていた。ベストのレースはできたんじゃないかな」
鎌田義(4着)
「気候に合わせられたし、状態は良かった。結果はともかくいい一日を過ごせたし、これからもっと強くなれると思う」
山田哲也(5着)
「ちょっと緊張した。Sは全速で行けたけど、遅かったですね。もっと早いSを行きたかった。道中は自分が下手だった」
山口剛(6着)
「エンジンは優勝戦に入れば大差なかった。もっと万全の状態で走りたかった。この経験を次の宮島で生かしたい」
WHO’S WHO
丸岡正典(まるおか・まさのり)1979年8月21日生まれ、33歳。身長170センチ。体重50キロ。血液型O。大阪府豊中市出身。奈良市在住。府立豊島高卒業後、本栖養成所85期に入所。同期には井口佳典、田村隆信、湯川浩司らがいる。99年11月の住之江一般戦でデビュー。同年12月のまるがめ一般戦で初1着。02年3月のとこなめ一般戦で初優出初優勝。SGは08年10月のまるがめダービーで初優出初優勝。GⅠ優勝は1回だけで、SGを制した2年9カ月後の11年7月徳山周年。通算獲得賞金は4億8462万3670円。レースニュース
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