【ボート】西山貴浩がイン逃げを決めて3年2カ月ぶり3回目のG1優勝を達成

 ガッツポーズでVを喜ぶ西山貴浩
 優勝カップを手にした西山貴浩
2枚

 「ダイヤモンドカップ・G1」(31日、からつ)

 1号艇の西山貴浩(36)=福岡・97期・A1=が、気合のイン逃げで2021年1月、江戸川周年以来となる3回目のG1優勝を飾った。これの優勝で、来年3月に地元・若松で開催されるSG・ボートレースクラシック(2025年3月25~30日)の出場権利を獲得した。

 「お祭り男」の西山が、「本職」でも、きっちりとファンの期待に応えた。

 人気を背負った1号艇。スタートで遅れるわけにはいかないが、かといって、G1戦の優勝戦ともなれば、事故は大きなペナルティーがついてしまう。なかなか踏み込めない状況だが、本人が「絶対に入っていると思った」と話したSは、G1優勝戦のインとしては破格のコンマ09だった。気合のSで1周1マークを先マイ。猛追してくる3号艇の吉川元浩以下を抜群の伸びで振り切り、ゴールを駆け抜けた。2020年9月の徳山ダイヤモンドカップ、2021年1月の江戸川周年以来となる通算3回目のG1ゴールだった。

 開幕前には堂々と“打倒・峰”を掲げていたが、地元エースでもあるV候補筆頭の峰は、30日の準優勝戦10Rで4着に終わって、姿を消した。大きな壁がいなくなった優勝戦。西山に残された使命は、育ててくれた純地元の若松で開催されるSG・ボートレースクラシックの出場権を獲得することだった。

 悲願はかなった。「それが一番うれしい。瓜生先輩が先に(住之江G1でVを)決めたので続けて良かった」。まずは一つの大きな目標を達成した。ここからは2021年以来、3年ぶりとなるグランプリ出場を目指して、さらに賞金を上積みしていく。

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