【POG】マラキナイアはチューリップ賞へ「リフレッシュしていい雰囲気」(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」のPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 11日のデイリークイーンCは、Jpn1・JBCレディスクラシック覇者ヴァレーデラルナを半姉に持つハーパー(牝、友道)が中団追走から直線で内のドゥアイズ、外のモリアーナとのたたき合いを制して重賞初制覇。接戦だったものの、直線で内から寄られるシーンがあったことを考えれば強い内容と言える。勝負根性も非凡でクラシックの有力候補へ大きく浮上。2着ドゥアイズ(牝、庄野)とともに、次走は桜花賞(4月9日・阪神、芝1600m)を予定している。

 翌12日の共同通信杯はファントムシーフ(牡、西村)が抜群のスタートから2番手を追走し、逃げた2着タッチウッド(牡、武幸)を残り100mでかわしてV。4戦3勝で初の重賞タイトルをゲットした。「鞍上がスタートを決めて、上手に運んでくれました。レースまでにギスギスしたところがなく、とてもいい雰囲気でレースに臨めました」と余田助手。次走は未定だが「今回のようにいいリズムでレースができれば、右回り、左回りどちらでも問題ないと思います」とクラシック戦線でのさらなる活躍を見据えていた。

 マラキナイア(牝、吉岡)が8日に栗東へ帰厩。今後はチューリップ賞(3月4日・阪神、芝1600m)へ向けて調整を進めていく。1番人気で6着に敗れた前走のひいらぎ賞について、田嶋助手は「除外で1週延びての中山参戦が微妙に影響したのかもしれません。道中はずっと押しっ放しで、本来の走りではありませんでした」と振り返る。入厩後の様子については「リフレッシュしていい雰囲気。元気がいいですね」と立て直した効果を実感。母系はブラックホークなど活躍馬がズラリと並ぶ一族。「(2走前の)アルテミスSは5着でしたが、強い馬を相手に好内容でした。能力的にもっと走っていい馬だと思っています」と重賞初Vへ期待を寄せた。(馬三郎栗東支局・塩手)

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