【POG】期待通りの快勝劇!アオイモエはデイリー杯クイーンCへ(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 朝日杯FSは関西馬ドウデュース(牡、友道)が勝利。これで武豊はホープフルS以外のG1を勝利するという準コンプリートを達成。ホープフルSは一番新しいG1ですし、これをカウントしないで考えれば全G1勝利となります。ここにきても進化を止めない競馬界のレジェンドは、本当にすごいの一言。これだけの実績を残してホープフルSだけ勝てず、先々に「あとひとつ勝てばコンプリートでした」となるのは違和感しかないので、個人的にはもうコンプリートでいいと思います!おめでとうございます!!(笑)

 小柄な体ながらも直線で力強くはじけたアオイモエ(牝、中舘)が19日の中山芝1600mの新馬戦を勝利。入厩前から師が期待していた馬ですが、その期待通りの快勝でしたね。体が404キロだったので、これの維持がこれからの課題になりそうですが、これからの成長に期待したいところですね。次走はデイリー杯クイーンC(2月12日・東京、芝1600m)あたりを目標にして調整するとのこと。

 同じ舞台の未勝利戦を勝ったエールトゥヘヴン(牡、戸田)は母が桜花賞馬キストゥヘヴンという良血。これまでの3戦は掲示板を確保していましたが、4戦目のマイルで見事な変わり身を見せてくれました。次走はセントポーリア賞(1月30日・東京、芝1800m)を目標にするとのこと。

 18日のひいらぎ賞を勝ったのはソングラインの半弟ティーガーデン(牡、萩原)。新馬戦こそ5着に敗れてしまいましたが、そこから2連勝でOP入りを果たしました。いったんノーザンF天栄に放牧して、次走が検討されるとのこと。

 朝日杯FSで見せ場十分の6着だったトウシンマカオ(牡、高柳瑞)は、クロッカスS(1月29日・東京、芝1400m)からファルコンS(3月19日・中京、芝1400m)に向かうローテが有力。

 赤松賞3着のスターズオンアース(牝、高柳瑞)はフェアリーS(1月10日・中山、芝1600m)へ向かう。

 JBC2歳優駿を勝って、全日本2歳優駿では9着に敗れていたアイスジャイアント(牡、高柳瑞)は骨折が判明。全治3カ月以上かかる見込み。

 アバンチュリエ(牡、大竹)はジュニアC(1月5日・中山、1600m)へ田辺で向かう。同レースにはトーセンヴァンノ(牡、小桧山)も向かう。

 9月の中山新馬戦を勝って放牧に出ていたビジュノワール(牝、中舘)が帰厩。フェアリーSに登録する。

 6月の東京開催の新馬を勝って放牧に出ていたヴァーンフリート(牡、手塚)は1月5日の中山芝2000mに出走する。

 今年の更新は今回が最後となります。皆さま今年も一年ありがとうございました。

 来年は1月14日からの更新です。皆さまよいお年をお迎えください。(馬三郎美浦支局・木村)

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