【POG】バラ一族スタニングローズが開幕週デビュー(栗東発)

 いよいよ6月5日からは2歳新馬戦が始まります。競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人 (美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 30日には競馬の祭典・日本ダービー(東京、芝2400m)が行われる。エフフォーリア(牡、美浦・鹿戸)が昨年のコントレイルに続く、無敗の2冠馬になるか。サトノレイナス(牝、美浦・国枝)がウオッカ以来14年ぶりの牝馬ダービー制覇を決めるか。それとも他の馬の台頭があるか。当日はワクワクした気持ちでレースを見たいと思う。

 早くもその翌週には夏開催に切り替わり、2歳新馬戦がスタート。来年のダービーを目指す戦いが始まる。

 ここでは開幕週にデビューを予定する3頭の1週前の様子をお伝えしたい。

 まずは6月5日の中京芝1600mを予定するスタニングローズ(牝、高野、父キングカメハメハ、母ローザブランカ)。祖母にはG1で2着3回のローズバドがいるバラ一族の血統だ。師は「操作性があって、走りの質もいいですね。良質なキングカメハメハ産駒だと思います。がっちりとしたつくりですが、バリバリの短距離という感じでもないですし、マイル戦からデビューをします」とコメント。26日の栗東坂路では4F52秒7ー12秒3の好時計を出しており、初戦から注目の一頭だ。

 同じレースにはワールドエース産駒のスズカワールド(牡、大橋、母カカリア)もスタンバイ。26日の1週前追い切りは、栗東CWで僚馬タイガークリスエス(2歳新馬)と併せて約5馬身先着。6F81秒4ー37秒6ー13秒0をマークした。師は「背中がいい。大きなフットワークでとてもいい走りをするし、気性も素直」と初陣Vへ向けて手応えは上々だ。

 併せた相手のタイガークリスエス(牡、大橋、父ラブリーデイ、母コフィーチャン)は6月6日の中京芝1400mを予定。師は「入厩当初はまだ体力がついてきていない感じだったが、乗り込むに連れて力をつけて良くなってきた。26日の追い切りは遅れたが、自身の動きは着実に良くなっている。仕上がりの良さを生かして頑張りたい」と期待を寄せた。(馬三郎栗東支局・塩手)

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