【ボート】片岡雅裕“世代交代”だ!初の四国チャンピオン目指す

 「四国地区選手権・G1」(19日開幕、鳴門)

 徳島県鳴門市の鳴門ボートで「G1・第60回四国地区選手権競走」が19日に開幕する。2013年の第56回以来となる鳴門での地区選開催。徳島支部からは田村隆信、林美憲、興津藍、市橋卓士、烏野賢太らが地元水面に集結。香川支部からは重成一人、森高一真、中岡正彦、村越篤、平高奈菜、連覇を狙う三嶌誠司らが乗り込み、四国チャンプの座を争う。もちろん若手も黙ってはいない。徳島の山田祐也、香川の片岡雅裕、近江翔吾、中村桃佳らが世代交代の風を吹かせる。

 G1初制覇を片岡が目指す。今年初戦は最高のスタートを切った。地元まるがめで行われた正月シリーズ。「上位の足はある」とエンジンを仕上げてV。オール香川を制して、次に狙うのは四国チャンプの座だ。

 思えば、前期(16年5~10月)は苦戦が続いた。「夏が苦手とかそんなことはないけど、乗れていなかった」と明かす。7月にはFも切り、明らかに下降線をたどった。

 だが、それで終わるはずがない。昨年11月住之江で優勝戦2号艇ながらもV奪取。12月まるがめでは優勝戦1号艇ながら敗れたが、続く次節の宮島でも優出を果たして正月の地元Vにつなげた。「調子は戻したかな」と、すでに確信に近い手応えを得ている。

 今年の目標設定は現実味があって、いかにも片岡らしい。それは「シリーズ戦に出場すること」と明かす。「グランプリの決定戦なんて、おこがましくて言えない。まずはグランプリのシリーズ戦」。その理由には過去の悔しさがある。13年のチャレンジカップ(津)でSG初出場を果たした際、シリーズ戦の出場権を獲得できなかった。「シリーズ戦に出ることで、グランプリの舞台を生で見たい」。頂上決戦と同じピットにいることで、見えてくる世界は違うはずだ。

 そのためにも四国地区選では頂点を狙う。何よりも今年は地元まるがめでSG・オーシャンカップ(7月12~17日)が開催される。そこに出場するためにはG1、G2の優勝戦でポイントを稼がねばならない。「地元オーシャンもあるので、地区選は優勝を狙っていく」と宣言。昨年は6月のG1、10月の一般戦で再開後の鳴門も経験済みだ。「鳴門の相性はいいと思う。ペラも合っていたし勝負できるはず」と本番をイメージ。四国新チャンプの座へ、片岡が快速ターンで駆け上がる。

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