「有馬記念・Ｇ１」（２５日、中山）

　切れ味鋭く先着した。ミッキークイーンは２１日、浜中を背に栗東ＣＷで半マイル追い。先行したクィーンチャーム（４歳１０００万下）、サトノノブレスの２頭を４角で射程圏に入れると、最後は内から豪快に伸びて、一気に３馬身突き放してゴールに飛び込んだ。

　「息遣いが良かったと鞍上も言っていたし、上積みはありますね」と池江師は上昇度を感じ取ったよう。休み明けで仕上がり途上だった前走と比べ、末脚に磨きがかかっている。

　中山は今回が初めてだが、兼武助手は「やってみないと分からないが期待はしている。力を出せればチャンスはあると思います」と前向き。女王復活へ。今年未勝利のうっぷんを、年末最後の大一番で晴らしてみせる。