【ボート】GP&QCカウントダウンコラム12
「グランプリ・SG」(20日開幕、住之江)
◆男子賞金4位・坪井康晴
3月の平和島クラシックで優勝を飾った坪井。早々とグランプリ進出へ安全圏に入ったが、決して好調を持続させたわけではなかった。「あまり調子は良くなかった。とりわけ夏場はペラ調整がうまくいかず不調だった」。SG、G1でもなかなか結果を出すことができなかった。
だが、秋口から軌道修正に成功。10月ダービー、11月チャレンジカップと優出を果たした。グランプリへ上昇の手応えを感じながらの参戦となる。「昨年はシリーズ回りになって悔しい思いをした」。消化不良のまま終わった昨年の分まで、坪井がグランプリの舞台で存在感を示すはずだ。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(26日開幕、平和島)
◆女子賞金4位・松本晶恵
常に全力を出し切るレースでファンを魅了する松本。「去年の後半からずっと調子はいい」と今年もV4と結果をしっかり残してきた。ただ、「10月の桐生(オールレディース)で優勝してからは、優出はしているけど『優勝戦に乗って終わり』みたいな感じで…」と不安を口にする。年末までにどこまでリズムを上昇させるかがカギになりそうだ。
初出場だった昨年のクイーンズクライマックスでは、5・6・4・4着と不本意な結果。「初めてで訳も分からず終わってしまった」とやり残したことは多かったが、今年はきっと悔いの残らない走りを見せてくれるだろう。