【ボート】GP&QCカウントダウンコラム10
「グランプリ・SG」(20日開幕、住之江)
◆男子賞金6位・松井繁
今年も松井がグランプリの舞台で存在感を誇示する。年明けの尼崎周年で早々とVを飾り、SGでも優勝こそなかったものの、3回の優出と安定した航跡を刻んだ。昨年はファーストステージで敗退したが、今年はセカンドステージからの登場。「メリットは大きい。エンジンも上位から引けるし」とアドバンテージを口にする。
10月には生涯獲得賞金は35億円を突破した。誰もが認めるボートレース界の第一人者だ。「グランプリを勝ちたいと思って一年間走っている。一生懸命走るだけ」。狙うは前人未踏のグランプリV4。歴史を塗り替えるのは王者しかいない。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(26日開幕、平和島)
◆女子賞金6位・平山 智加
今年はSG・ボートレースダービー(福岡)で女子として初のドリーム戦1号艇を手にした平山。プレッシャーの中、しっかりとインから逃げ切り勝ち。女子第一人者としての存在感をアピールしてみせた。「今年は優勝もたくさんできたし、納得できるレースが多かった。それがダービーのドリーム1号艇につながったと思う。自分にとって忘れられない年になりました」と充実の1年を振り返る。
2年ぶりの出場となるクイーンズクライマックスには「レースで楽しめたら最高ですね」と気負いはない。“心を込めて”をモットーに、13年以来のティアラ奪取を狙う。