【ボート】GP&QCカウントダウンコラム2
「グランプリ・SG」(20日開幕、住之江)
◆男子賞金16位・太田和美
今年も太田がグランプリの舞台に立つ。6年連続エントリーだが、今年の航跡には手応えを感じていない。「内容が良くなかった」。SG優出なし。G11勝のみ。ただ、それでも出場権は獲得した。
大村チャレンジカップでFをし、リズムも万全とは言えない状態。それでも立て直す地力があることは衆目一致。大舞台に強い男はきっちり立て直してくるはずだ。
◆男子賞金17位・重成一人
あくまで自然体。舞台がグランプリであろうとも重成にとっては1つのSGという感覚。マイペースで大一番へ向かう。
「今年の住之江は相性がいいと思っている。すごく止めるイメージだったけど、回す調整もあるかな」。8月一般戦V、10月G1も予選突破した経験で調整の糸口を得た。結果はあとからついてくる。自身の仕事をこなし栄光をたぐり寄せる。
◆男子賞金18位・魚谷智之
8年ぶりに魚谷が大舞台に戻ってくる。チャレンジカップ優勝戦で森高一真、吉川元浩が敗れ、最後に出場権を手にした。
今年はSG2優出。「やっていることは同じ。ただ、勝率のないエンジンでも狭いなりに合わせられているのかもしれない」。久々だが、06、07年は決定戦まで進出。いつも通り、目の前のレースに集中すれば、その先には完全復活が待っている。