【香港国際諸走】エイシンヒカリ連覇へ上昇ムード 時計は右肩上がり、有終の美飾る

 「香港国際諸走」(12月11日、シャティン)

 巻き返しへ、そして連覇へ。香港Cでラストランを迎えるエイシンヒカリは29日、栗東坂路で上がり重点に追われて4F57秒6-40秒5-11秒6を計時。上昇ムードを示した。

 きっちりと気持ちをコントロールできた。カクテル光線に照らされたヒカリは前半、内ラチ沿いで脚をため、後半で仕掛けると1F11秒6の切れ味。その時計はもちろん、右肩上がりのラップをはじき出したところに価値がある。

 「先週、びっしりと追ってあるので上がり重点で。昨年と比較しても状態は良くなっている」と坂口師はうなずく。

 前走の天皇賞・秋は2番人気に支持され、果敢にハナを奪ったものの、直線入り口で失速して12着。初めて2桁着順という屈辱を味わった。

 「府中だと地下馬道でテンションが高くなってしまう。その点、向こう(香港)だと落ち着いているからね」と指揮官。有終の美へ向けてエイシンヒカリが香港へ乗り込む。

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