【ボート】瓜生、地元福岡でダービーV3 トップスタート決め圧巻の逃走劇

 「ボートレースダービー・SG」(30日、福岡)

 ダービー&福岡SGV3-。1号艇で人気を集めた瓜生正義(40)=福岡・76期・A1=が、インコースからコンマ10のトップSを決めて優勝。2013年ダービー(平和島)以来となるSG制覇を果たし、自身3回目のダービーキングに輝いた。優勝賞金3500万円を獲得し、賞金ランクでもトップに立った。2着は白井英治、3着には松井繁が入り、2連単、3連単とも本命サイドの決着に終わった。

 瓜生が地元の熱い声援に応えてきっちり押し切った。「うれしい。SGは久しぶりなので新鮮な気持ち」と照れ笑い。福岡のSG優勝戦では、吉川元浩が逃げた07年グランプリ以来1号艇が勝っていない。今年のSG優勝戦でもグランドチャンピオン、オーシャンカップ、メモリアルと1号艇が3連敗中だった。「開き直って自分の旋回をしようと思った」と“正義のヒーロー”が悪い流れを断ち切ってみせた。

 進入は枠なりの3対3に。コンマ10のトップSを決めてねじ伏せた。「Sは全速。慌てることなく起こせたし、いいSだった」と納得する。BSでは2度も舟がはねる場面があったが、「ここはボートが暴れるのは仕方ない。みんな接近していたので、1周2Mをしっかり落として回った後、優勝を確信した」と勝因を挙げた。

 SGは13年平和島のダービー以来3年ぶり8回目。地元・福岡のSGは09年オールスター、11年メモリアルに次いで3回目。ダービーも10年桐生、13年平和島に次いで3回目となり、今村豊と並んで最多優勝となった。

 賞金ランキングは12位から一気にトップへ浮上。「気を引き締めて、目標としていた年末のグランプリへ行きたい。ただ、その前に若松周年があるので、今回のペラで行ってみようと思っている」と早くも次節の対策を練っていた。悲願のグランプリ制覇へ、この勢いをさらに加速させそうだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス