【ボート】復調ムードの山田がS勝負で逆襲 8月とこなめ優勝で自信回復

 「江戸川大賞・G1」(27日開幕、江戸川)

 昨年は6回の優勝を誇った山田哲也。ところが、今年の優勝は8月とこなめの1回だけにとどまっている。「冬場からリズムを崩していて、苦戦してますね。レーススタイルは変わりないが、エンジン出しが…。ペラがよく分からなくなっていて、調整がうまくいっていないのが影響している」。決して下を向くことなく、結果を残せていない状況を冷静に分析した。

 その中でも、8月とこなめで優勝したのは大きかった。「ホッとしたのはある。勝てるときは勝てる、というきっかけになった」。何と言っても勝利が一番の良薬。自信を回復して立ち直るきっかけをつかんだようだ。

 さらなるステップアップへ向けて、エンジン出し以外にもターンの仕方も追求しているという。2節前の宮島周年では、結果こそ予選敗退だったが収穫があったという。「いい方向性をつかみそうな兆しが見えた」。トンネルから抜け出せそうな気配。どこか吹っ切れた表情を見せた。前節の多摩川でも優出を果たし、リズムは間違いなく上昇しているといっていい。

 江戸川ではこれまで2回優勝しており、相性は悪くない。千葉県印西市出身とあって、江戸川にはとりわけ“地元意識”が強い。スランプから立ち直った姿を見せるには、今回の江戸川周年は絶好の舞台だ。持ち前のS勝負で逆襲を誓う。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス