「２歳新馬」（２４日、阪神）

　衝撃のデビューを飾った。父はフランケルは１４戦無敗でＧ１を１０勝した欧州の怪物で、母ミスエーニョも米Ｇ１馬。世界的良血馬ミスエルテ（牝、栗東・池江）が単勝１・３倍の圧倒的な１番人気に応えて突き抜けた。好位馬群で我慢を利かせて直線に向くと、他馬との手応え＆脚勢の違いは歴然。馬なりのまま圧巻の加速を見せて、外からライバルを抜き去った。芝１６００メートルの勝ちタイムは１分３７秒２。

　「無事に初戦を終えることができて良かったです。あとは無事に、目指すべきところにたどり着いてほしいと思います」と川田将雅騎手は期待の大きさを静かに表現した。

　２馬身差の２着は先団でレースを進めた３番人気のデルマコイウタ。さらに半馬身差の３着には４番人気のティアドーロが差し込んだ。