【ラジオN賞】クォーク迫力満点の走り

 「ラジオN賞・G3」(7月3日、福島)

 抜群の手応えにスケールの大きさが伝わる。29日、美浦Wで併せ馬を行ったアップクォーク。ワンパーセント(3歳500万下)を2馬身半追走し、直線は迫力満点の走りで僚馬を圧倒した。併入とはいえ、うなるような勢いが目を引く。5F68秒1-39秒4-12秒6に「折り合い重視の内容。最後は持ったままだったね。まあケイコは動くから」と中川師は目を細めた。

 未勝利-早苗賞を連勝。とりわけ、メンバー最速の上がり3F33秒2で抜け出した前走はインパクト十分だ。「普通にゲートを出れば小回りでも大丈夫。ハンデ53キロは恵まれた。強いメンバー相手にどんな競馬をするか。秋が楽しみになれば」。指揮官は慎重さの中にも期待をのぞかせた。

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