「函館スプリントＳ・Ｇ３」（１９日、函館）

　感触はつかんだ。１５日、吉田隼を背に函館Ｗに登場したレッツゴードンキ。折り合いを確かめるように慎重にスタート。徐々にピッチを上げて行くと、ラスト１Ｆを軽く伸ばして３Ｆ３９秒３－１２秒１を計時した。やや地味に映る内容にも「リラックスして走れていたし、問題はないですね」と鞍上は合格点を与える。「以前に乗った時（１４年札幌２歳Ｓ＝３着）からいい馬だと思っていました」と１年１０カ月ぶりのコンビ再結成を楽しみにする。

　動きを見届けた梅田師は「栗東でもやっていたし、調子は変わらない」と納得の表情。昨春の桜花賞Ｖ以降、勝利から遠ざかっているが「落ち着きがあるのはいい傾向。洋芝も走る」とスランプ脱出に自信をのぞかせた。