【ダービー】里見オーナー悲願届かず

 「ダービー・G1」(29日、東京)

 昨年の2、3着(サトノラーゼン、サトノクラウン)に続き、里見治オーナーの悲願は届かなかった。サトノダイヤモンドは落鉄に泣き2着に敗れた。

 道中は7番手を追走。「完璧だった。とてもリラックスしていて、いい感じで行けた」とルメール。最後はマカヒキと激しい競り合いを演じたが「ゴールの瞬間、負けたのが分かった。2頭ともポテンシャルが高い。でも、きょうは鼻差だけ負けた。悔しい」と深いため息をついた。

 池江師は「非の打ち所がない完璧なレースでした」と人馬の頑張りをたたえたが「左後肢の落鉄が痛かった。向正面かな。前ならまだ違ったが…これも競馬」とガックリ。今後については「菊花賞、凱旋門賞、天皇賞と選択肢はある。オーナーとゆっくり相談したい」と話すにとどめた。

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