【京王杯SC】ギガンティア久々も躍動

 「京王杯SC・G2」(14日、東京)

 漆黒の馬体が躍動した。阪神Cからの重賞連勝を狙うロサギガンティアは11日、美浦Wでジャングルクルーズ(7歳オープン)と併せ馬。半マイルからピッチを上げて楽な手応えで4角を回り、直線で一気に加速。馬なりで併走馬に1馬身先着し、5F70秒1-39秒9-12秒8を記録した。

 動きを見守った藤沢和師は「いい動きだった。牧場でしっかりと乗り込み、美浦へ入厩してからもいい調整ができている」と4カ月半の休み明けでも力を出せる状態にあることを強調する。近2走はオープンを連勝。充実ぶりについて「歩様の硬さが見られなくなり、精神面も成長。心身ともにたくましくなった」と目を細める。

 鞍上のM・デムーロは今年、フェブラリーS(モーニン)、桜花賞(ジュエラー)のG1を含む重賞7勝をマークし、JRA重賞通算49勝。メモリアルVに王手をかけた名手が脂の乗った5歳馬をエスコートする。

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