わずか4センチ!菜七子 惜し~い2着
場内が沸いた。2日の中山5Rでオールドラゴンに騎乗した藤田菜七子は、大外から好スタートを決めると果敢にハナへ。直線では内からリップルトウショウにかわされるも、ステッキを振るうと息を吹き返したかのように再加速。写真判定の末、わずか約4センチの鼻差2着に敗れはしたものの、大きな見せ場をつくった。
3月5日のJRAデビュー戦(ネイチャーポイント=2着)以来となる連対を決め、「中山1600メートルの外枠だったので、行ければ行きたいと思っていました。(勝った馬に)抜かされてからも差し返してくれました。根性がある馬です。これで自信がついた?いえ、まだまだです。これからも頑張りたいです」と菜七子。勝ち馬に騎乗した蛯名は「勝ったのに(ファンから)怒られたよ」と苦笑いだった。
オールドラゴンを管理する黒岩師は「大外枠だったのでかわいそうだと思いましたが、うまくスタートを出して、積極的な競馬で頑張ってくれました。次も予定が合えば乗ってもらいたいですね」と納得の表情だ。
その後も2鞍騎乗して6R12着、8R9着でフィニッシュし、この日もJRA初勝利はならず。日曜は中山で2鞍に騎乗予定。1R・エレナバレーは「スタートをうまく決めて、いい位置につけられればチャンス」と戸田師が期待を寄せる一頭だ。