３月３日の川崎競馬で初陣を迎える藤田菜七子騎手（１８）＝美浦、根本＝に、川崎競馬の調教師などから同日の他のレースへの騎乗依頼が舞い込んできた。

　４Ｒ（ダート１５００メートル）にシンフォニーヒルズ（牝９歳、川崎・河津）を依頼した河津師は「追い込み馬だけど、乗りやすいので（デビュー戦には）うってつけかなと思います。楽しみですね」と期待を寄せる。他には５Ｒのミスターナインワン（牡７歳、浦和・牛房）、１２Ｒのポッドライジング（牡４歳、川崎・八木正）と現時点では３頭の予定だ。

　２５日の美浦Ｗでは、当日の指定交流競走・マーチスター賞（１０Ｒ、ダート１６００メートル）に参戦する自厩舎のレガリアシチーに騎乗。右ステッキ２発で気合を入れ、４Ｆ５１秒２－１３秒０をマークした。藤田菜七子は「ゲートを出ないと分からないですが、馬に合わせた競馬をしたいです」とレースをイメージしていた。