【京都記念】福永背にタッチング軽やか
「京都記念・G2」(14日、京都)
昨秋のエリザベス女王杯3着以来のタッチングスピーチは、福永を背に栗東坂路で併せ馬を行い、きっちりと先着。落馬負傷による戦線離脱から今週復帰する鞍上は、即重賞Vに意欲的だ。
今週から実戦復帰する福永を背に10日、タッチングスピーチが栗東坂路を軽快に駆け上がった。ラスト1Fで仕掛けると、アルバタックス(6歳オープン)を瞬時に突き放して0秒3先着。4F52秒5-38秒3-12秒6を計時した。「競馬でもそうだが、調教でもしまいはしっかりとしていた。言うことない」と石坂師は合格点を与える。
昨夏を境に急成長。ローズSを制した勢いで挑んだエリザベス女王杯では、タイム差なしの3着に食い込みG1級の実力をアピールした。昨年8月札幌以来の再コンビとなった福永は「別馬みたい。幅が違う」と成長した相棒の姿に舌を巻く。
鞍上は復帰即Vに意欲をのぞかせる。「のんびり復帰しようかと思っていたが、そういうわけにもいかないね(苦笑)。これも縁だから。いい結果を」。予備登録済みのドバイシーマクラシック(3月26日・UAEメイダン)、そして上半期の最大目標である宝塚記念(6月26日・阪神)へ-。自慢の末脚で強豪牡馬を打ち破ってみせる。