【有馬記念】アクターの馬主長男が喜ぶ

 「有馬記念・G1」(27日、中山)

 ゴールドはゴールドでも、勝ったのは“アクター”だった。今回が引退レースの1番人気ゴールドシップが最後方から大外まくりを打ち場内が大歓声に沸くなか、好位でジッと我慢を利かせた吉田隼騎乗の8番人気ゴールドアクターが直線で力強く抜け出し、2着馬の強襲を首差しのいでV。4連勝で人馬ともにG1初制覇を飾った。

 高齢のため来場しなかったゴールドアクターの馬主・居城要さん(90)の代わりに応援に駆けつけたのは長男の寿与(ひさよ=51)氏。過去同馬が馬番7を2回引いてともに勝っており、枠順抽選で7番を引いた時「よしっ!」と思ったという。「吉田隼人君は負傷明けでも『負けたら降ろされてもいい』と言った」と明かし、最高の結果を喜んだ。

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