【マイルCS】モーリスいざ春秋制覇へ

 「マイルCS・G1」(22日、京都)

 春秋マイルG1制覇を目指すモーリスが19日、美浦Wで軽快な走りを披露した。同じくマイルCSに出走する僚馬リアルインパクト(7歳オープン)との併せ馬で併入。5カ月半ぶりの実戦となるが、出走態勢は整っている。なお、この日、出走馬18頭が確定。20日に枠順が決まり、馬券は21日に前日発売が行われる。

 安田記念の覇者モーリスが、名手ムーアを背に美浦Wで躍動した。僚馬リアルインパクトの約5馬身後方からスタートし、終始、楽な手応えのままきっちり併入した。4F52秒5-38秒2-12秒0の好時計。文句なしの最終追い切りだった。

 「調教に騎乗した感触は良かった。(今春)優勝したレースをビデオで見たが、とても強い内容だった。大きな馬体で時間はかかったが、ようやくしっかり完成してきたようだ」。13年京王杯2歳S(6着)以来のコンビ結成となるパートナーの成長ぶりに目を丸くした。

 秋初戦となるはずだった毎日王冠を回避したが、堀師は「背腰に痛みがあって使わなかった。先週の時点で調教量は足りている」と状態面に関しては何も心配はしていない。

 今春は4連勝で安田記念を制覇。条件馬から一気にG1ホースにまで上り詰めた。指揮官は「この馬はメンタル面をコントロールできるかどうか。京都競馬場への輸送で馬体を減らさずに出走できるかどうか」と課題を2つ挙げて気を引き締めた。07年ダイワメジャー以来、8年ぶりとなる同一年の安田記念&マイルCS双方Vへ突き進む。

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