【スワンS】アルビアーノ重賞2勝目

 「スワンS・G2」(31日、京都)

 中団追走から鮮やかに末脚を伸ばし、2番人気の3歳牝馬アルビアーノが快勝。マイルCSの優先出走権を獲得した。スピードを前面に押し出す、これまでのレーススタイルとは全く違う内容。本番への期待を大きく膨らませた。なお、ローブティサージュに騎乗した福永祐一騎手(38)=栗東・フリー=は直線で落馬。年内の復帰は絶望的となった。

 主役不在のマイル界に、若き女王候補が現れた。3歳牝馬アルビアーノが、年長の牡馬勢をこん身の末脚で撃破し2つ目の重賞タイトルを獲得。先週東京の富士Sを制した同世代のダノンプラチナに続き、またしても関東馬が輝きを放った。

 「リズム重視で行こうと思っていたのであの位置(中団)からになりましたが、ずっと手応えが良く、どこからでも動ける感じでした。いい状態で直線に向いて、いい脚を使ってくれました」と柴山は大きくうなずく。先行してきたこれまでのイメージを払しょく。馬群の中で身を潜め、4角を9番手でカーブした時には、しびれるような手応えが伝わってきたと振り返った。

 位置取りにこだわらず、自然体を貫いた先につかんだ勝利。それは陣営がずっと、温めていたプランでもあった。「逃げなければいけない馬ではない。そう信じてやってきたことに馬が応えてくれました。本当に頭が下がります」と木村師は心身両面の成長を喜ぶ。

 次はもちろん、優先出走権を獲得したマイルCS(22日・京都)がターゲット。きょう1日に栗東へ移動し体調を確認したあと、3週間後に迫るマイルの頂上決戦に向けてトレーニングを開始する。

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