【POG】アストラエンブレム兄に続け

 「新馬戦」(28日、東京)

 厩舎ゆかりの血統馬が日曜東京5R(芝1600メートル)で田辺を背に初陣を迎える。08年秋華賞馬ブラックエンブレムの3番子アストラエンブレム(牡2歳、父ダイワメジャー、美浦・小島茂)が兄2頭に続くデビューVを狙う。

 異父兄のテスタメント、ブライトエンブレムはともに新馬戦を快勝。ブライトはその後2連勝で札幌2歳Sを制し、今春の皐月賞では4着に奮闘した。母だけでなく、兄2頭も管理する小島茂師は「兄2頭はそれほどじゃなかったけど、この馬は新馬戦から勝ちを意識できる馬だね」と自信を隠さない。

 18日に行われた美浦Wでの3頭併せでは、直線で年長馬2頭の間から馬なりのまま抜け出して4F54秒6-12秒3をマーク。4馬身先着を決めた。「間を割ってくるなんて、なかなかデビュー前の馬にできることじゃない」と感心する。

 21日の日曜には自身が手綱を取り、Wで4F55秒8-13秒3。「芯はおとなしいけど、自己主張する馬。それをうまく引き出せるようにやってきた。どんな競馬をしてくれるか、楽しみですね」と期待は膨らむ一方だ。

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