「京成盃グランドマイラーズ・Ｓ３」（１７日、船橋）

　ハートビートナイターで最初の重賞は、２番手につけた１番人気のソルテが、４コーナーで先頭に立って圧勝。昨年２着の借りを返し、川崎マイラーズに続く重賞連覇を成し遂げた。昨年の優勝馬で８番人気のトーセンアドミラルが８馬身差で２着に入った。

　１番人気にふさわしい力強さで、ソルテが川崎マイラーズに続く重賞連勝。鞍上の吉原寛は「このメンバーで、この着差。本物になりましたね。これからの可能性も相当だと思います」とパートナーの成長をたたえた。

　スタートから２番手につけたが、３角を過ぎると早くもスパート。吉原寛は「馬が行ってしまったからだが、今のこの馬なら大丈夫だと思いました」と説明。鞍上の信頼に応えるように、直線に入ったソルテはさらに加速して、後続との差を８馬身まで広げた。

　今春からの著しい成長を、寺田新師は「普段、調教で乗る上田君（健人騎手）の調整が合っている」とスタッフの苦労をねぎらった。「次はサンタアニタトロフィー（７月２９日・大井）へ行って、その後、ひと息入れます」と指揮官。今の勢いなら地元・大井での重賞３連勝も確実だ。