【エプソムC】タロー穴の使者再び
「エプソムC・G3」(14日、東京)
再び高配の使者となる。オープン入り後は完敗が続いていたフェスティヴタローが、立て直された前走で激変。13番人気の低評価ながらも、今回の有力馬の一頭でもあるサトノアラジンの2着に逃げ粘り、3連単84万5900円という波乱の立役者となった。中間も高いレベルで好調を維持。引き続き人気薄が予想されるが、マイペースでの先行がかなえば不気味な存在だ。
しぶとい先行力で再びアッと言わせるか。オープン昇級後は6戦中5戦が2桁着順と苦戦が続いたフェスティヴタローが、前走のモンゴル大統領賞でガラリ一変。17頭立ての13番人気で2着に奮闘した。53キロの軽ハンデで単騎逃げを打てたとはいえ、1、3着馬が4角12、15番手からの強襲だったことを考えれば、単に展開に恵まれたわけではない。
「久々にこの馬本来の走りを見せてもらった」と天間師は復調を喜ぶ。「前走の前に(2カ月半ほど)休ませたのが良かった。以前は調教後に疲れが出ていたが、そういう面がなくなったからね。トモ(後肢)の具合が良くなったことが大きい」。前走から中2週と間隔は詰まっているが、1週前には美浦Dで5F66秒3-12秒5と上々の時計を記録。行きっぷりが良く、ラストまでしっかりと伸び切った動きは好調キープを約束するものだ。
関西からイキのいい4歳の同型馬エイシンヒカリが参戦するが、簡単に引き下がる気はない。「自分のペースで逃げられればしぶといからね」。関東地方は8日に梅雨入り。8日夜から降り続ける雨空を見上げて、トレーナーはニヤリと笑う。
「グチャグチャの馬場だと駄目だが、時計が速過ぎるのも良くない。稍重くらいがいいかな。ちょうどそれぐらい降ってほしい」。3連単84万馬券の立役者となった前走と同じ舞台で、改めて“人気薄の先行馬の怖さ”をアピールしてみせる。
