独占入手!オルフェ全妹の最新映像

 オルフェ全妹、デビューへ向けて元気いっぱいです-。G1・6勝を挙げ、世界最高峰の凱旋門賞では2年連続2着と競馬ファンを感動の渦に巻き込んだオルフェーヴルの全妹エストソルシエール(牝2歳、栗東・池江泰寿厩舎)が現在、北海道安平町の追分リリーバレーで順調に調教を積んでいる。デイリースポーツではその様子を最新映像を独占入手した。

 父は活躍した兄と同じ名種牡馬ステイゴールド。オルフェだけでなく、同じ配合のドリームジャーニーは09年有馬記念などG1・3勝を挙げ、父ステイ×母父メジロマックイーンは抜群の相性から“黄金配合”と呼ばれた。父は大動脈破裂のため今年2月5日に急死。くしくも母オリエンタルアートも後を追いかけるように3月7日にこの世を去り、残された母の産駒は3頭となった。

 エストソルシエールと名付けられた鹿毛の牝馬は馬体重が4月中旬の時点で約490キロ。牝馬ながら兄以上に雄大な馬格を誇り、血統馬特有のオーラを放っている。「今は坂路で週2回、1F16秒くらいのところを乗っています。ボチボチ速いところを始めようかという感じですね。最近、シルエットが良くなってきましたよ」と追分リリーバレー事務局の井上朋哉氏は成長ぶりに目を細める。

 この血統特有の気性的な難しさもそこまで感じられず、4月18日の調教でも落ち着いた姿を披露。オルフェに負けない活躍、さらには日本悲願の凱旋門賞制覇というホースマンとファンの夢を背負うような馬へ育つことを期待したい。

 追分リリーバレーではこの他にも13-14年の天皇賞・春を連覇したフェノーメノの異父妹フォルテミニョン(牝2歳、父ディープインパクト、美浦・戸田博文)や、スタッフが素材を絶賛するレッドキャットの13(牝2歳、父ディープインパクト、美浦・国枝栄厩舎)などが調教中。直線1020メートル、高低差36・8メートルの屋根付き坂路コースや、同じく全天候型の1000メートル周回コースをフルに活用し、基礎体力の強化に努めている。

 この3頭を含めた計9頭の最新映像をデイリースポーツのホームページで独占無料配信中。23日発売(一部24日)のデイリースポーツ特別版『POG虎の巻』では詳細情報を掲載している。

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